二百年以上の歴史をもつウェッジウッドまでが倒産。“頼れる経済通”だったはずのブラウン首相も麻生首相といい勝負――。[ロンドン発]危機を叫ぶ警告の声は、日に日に深刻さの響きを増している。ゴードン・ブラウン首相の側近であるエド ...
初期人類がゾウとカバの肢の骨から作った一連の道具がタンザニアで発見された。道具は150万年前にさかのぼり、石以外の材料から道具が体系的に作られた最古の例だと考えられる。今回の発見は人類の技術の大躍進を示す重要な証拠だと研究者らはいう。
市場はトランプ政策を織り込んだのか、まだなのか。2月半ばまでは史上最高値も更新する勢いだった米国株は、その後の急落で就任からの上昇分が消えました。背景にあるのは次々に繰り出される想定外への警戒ですが、自動車への追加関税と「相互関税」導入を宣言している ...
厚労省に任せていては、年金記録問題も、社会保障の不安そのものも解決しない。発想を変えれば、いい方法がある――。 年金記録問題の泥沼は続いている。消えた年金、消された年金、すぐ返らない年金。年金記録問題の完全解決にはこれから十年間 ...
増税論が頭をもたげる中、その前に“発掘”すべきといわれる「余り金」がある。増税派は「埋蔵金は伝説」と打ち消しに躍起だが、その真実は――。自民党の財政改革研究会(与謝野馨会長)は十一月二十一日、財政健全化への道筋を示す「中間 ...
日本の男は「西域」と聞くと、明治いらい、なぜか心がときめく。敦煌、楼蘭、崑崙山脈、タクラマカン砂漠、ラサ、ホータンなどという地名に憧れる。どっちを向いて歩いてもすぐ海になって砂浜がある島国の民には、西域は砂あらしの晴れ間の蜃気楼の ...
2022年2月24日、ロシア軍はキーウ北方、ハルキウ、ドンバス、クリミア半島の主に4方向から侵攻を開始した。陥落は時間の問題と思われた首都キーウに世界の注目が集まる中で、キーウ以上に国境に近いウクライナ第2の都市・ハルキウも激しい抵抗を行った。侵攻直 ...
侵攻から4日目、ロシア軍地上部隊は市の北東方面から大通り「シェフチェンコ通り」を中心部に向けて南下し始めた。市内の学校に入って態勢を整えようとしたロシア軍を、ウクライナ軍は包囲して全滅に近い形に追い込んだ。急ごしらえの志願兵が中心だったウクライナ軍に ...
ジャマイカのウサイン・ボルトが陸上の世界選手権男子100メートル決勝を9秒58の世界新記録で走り抜けた。ゴール前で力を抜きながら9秒69をたたき出した一年前の北京五輪の残像が脳裏で重なる。ボルトは秘めた力をついに見せたのだ。その四日後の男子200 ...
昨年末、名古屋市で市民税を一律一〇%減税する条例が成立した。前代未聞、全国初のことである。これによって、事実上、百六十一億円が市民の手に戻ることになる。市民税減税は、「庶民革命・脱官僚」を掲げて昨年四月の市長選に圧勝した、河村 ...
ペルシア湾に突き出た小国カタール。首都ドーハから車で一時間ほど走ると、広大な砂漠地帯のあちこちに巨大なLNG(液化天然ガス)のプラントが林立しているのが見えてくる。世界で三番目の天然ガス埋蔵量を誇るラスラファン・ガス田である。LNG ...
トランプ政権がウクライナ向け軍事援助を一時的に停止するなど、米国がロシアに急激に接近し、欧州防衛への関与を減らす傾向が強まっている。だが欧州側の防衛支出を大幅に増やし、米国依存を減らすための動きは、ようやく緒についたばかりだ。