日本病院会の相澤孝夫会長は3月15日の社員総会で、一番の課題として病院経営の厳しさを挙げ、「病院人全力を挙げての病院経営改善を成し遂げてもらいたい」と挨拶した。日病の会員数は2500病院強であり、2025年度には3000病院を目指すほか、全国の都道府県支部・ブロックの設置を目指す方針だ。
薬剤師のON先生と私は、盛岡から車で往復4~5時間かかる沿岸の津波被災地で、仮に集団感染が発生すれば、後方医療機関に多大な負荷が生じるという視点から、あえて100名規模以上の避難所を選び、北から南へと感染対策者の目で順に調査することにした。思えば気が遠くなるような、心細い方法論である。
東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する差戻控訴審で、東京高裁(齊藤啓昭裁判長)は3月12日、男性外科医を無罪とした一審判決に対する検察官控訴を棄却し、無罪(一審では求刑懲役3年)とする判決を言い渡した。判決文を2回に分けて掲載する(※人名表記を一部匿名化するなど編集、判決後の記者会見は『関根医師、無罪判 ...
私の一番のロールモデルは、専攻医3年目の後半から1年間研修した、常陸太田市のひたち太田家庭医療診療所の大森英俊先生です。診療圏の人口は約4000人ですが、地域の医療・介護・福祉の関係者と常に連携を取り、対応されていた。継承にあたっては、それが都会でも実践できることを証明したいと取り組んでおり、都会でもそうした連携が必要とされていることを実感しています。
灘高から東大理三に合格するも、東大医学部4留中の「ベテランち」こと青松輝さん。先日のXでは「CBT、OSCE試験に落ちた!5留にリーチ」と告白したことでも話題に。5留にリーチ……と聞くと、いったいどんな(ふざけた)人なの!?と眉を顰めたくなる方もいらっしゃるかもしれません。しかしその素顔は、YouTuber、歌人、そして文筆家として活躍する、才能豊かなマルチプレイヤーでした。ご本人のコメントととも ...
医師は生涯にわたり知識のアップデートを求められます。専門とする診療科に進んだあとは尚更でしょう。今回は、医師の皆さんを対象に、医学書を買う理由についてアンケート調査を実施した結果を、医師ライターの まっさんがご紹介します。※本調査はDocpediaLIFESTYLEに寄せられた質問をもとに作成しています。
旅行の予約をするときに予約サイトを利用する人は多いはず。しかし、海外旅行の場合にはそれが得にはならないケースもあるようです。ドクターFが現地で利用する鉄道やホテルの手配の仕方を指南します。
「先生、ちょっとお話が…」と言われると少しドキッとしてしまいますよね。いい話なのか、悪い話なのか、今回のすずき内科クリニックの場合は――普通の勤務医だった鈴木先生が立派な院長を目指す物語。一筋縄ではいかない開業医の毎日、元同僚・山田先生のサイドストーリーにもご注目を。どうぞご笑覧ください。※このマンガはフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません ...
関西編に続いて、首都圏の2025年春の傾向をお届けするこの速報。第二弾は、東京、埼玉、千葉と都県別に人気を博した中高をご紹介していきます。医師のみなさんが受験生だった頃には名前すら知らなかったような学校、影が薄かった学校の中にも、今や難関校として知られる学校もたくさん。ぜひ認識を新たにして、お子さんの受験に立ち向かってください。SAPIX小学部の広野雅明先生に伺いました。
厚生労働省は3月14日、第119回医師国家試験(2月8~9日実施)の合格者を発表した。新卒と既卒を合わせた合格率は92.3%で、過去10年では昨年の92.4%に次ぎ2番目に高かった。新卒は95.0%、既卒は59.0%だった。新卒合格率が100%だったのは金沢大、福井大、三重大と国際医療福祉大で、昨年と同じ4校。新卒合格率の最低は久留米大の84.3%だった。
「改良」が日常のSaMD、承認の壁に直面 鈴木:医薬品の場合、いったん薬事承認を取得したら、適応拡大などはそう頻繁に行うものではありません。一方で、日々患者さんのデータを集めて少しずつ賢くなるシステムを内在するSaMD(プログラム医療機器)はどう評価していけばいいのか。現状では、1年、2年のデータを集めて、改めて適応拡大や保険適用の延長などを求めていくことはやむを得ないのか。