初期人類がゾウとカバの肢の骨から作った一連の道具がタンザニアで発見された。道具は150万年前にさかのぼり、石以外の材料から道具が体系的に作られた最古の例だと考えられる。今回の発見は人類の技術の大躍進を示す重要な証拠だと研究者らはいう。
市場はトランプ政策を織り込んだのか、まだなのか。2月半ばまでは史上最高値も更新する勢いだった米国株は、その後の急落で就任からの上昇分が消えました。背景にあるのは次々に繰り出される想定外への警戒ですが、自動車への追加関税と「相互関税」導入を宣言している ...
実は、イラク戦争には影の主役がいた。イスラエルとイランである。いずれも、サダム・フセイン元大統領の仇敵であり、旧フセイン政権の崩壊でそれぞれの国益が満たされた形なのだ。だが、激しい戦火の陰で、イスラエルとイランが、それぞれの思惑を ...
侵攻から4日目、ロシア軍地上部隊は市の北東方面から大通り「シェフチェンコ通り」を中心部に向けて南下し始めた。市内の学校に入って態勢を整えようとしたロシア軍を、ウクライナ軍は包囲して全滅に近い形に追い込んだ。急ごしらえの志願兵が中心だったウクライナ軍に ...
2022年2月24日、ロシア軍はキーウ北方、ハルキウ、ドンバス、クリミア半島の主に4方向から侵攻を開始した。陥落は時間の問題と思われた首都キーウに世界の注目が集まる中で、キーウ以上に国境に近いウクライナ第2の都市・ハルキウも激しい抵抗を行った。侵攻直 ...
トランプ政権がウクライナ向け軍事援助を一時的に停止するなど、米国がロシアに急激に接近し、欧州防衛への関与を減らす傾向が強まっている。だが欧州側の防衛支出を大幅に増やし、米国依存を減らすための動きは、ようやく緒についたばかりだ。
第二次トランプ政権は、ロシア・ウクライナ戦争と中東での紛争をできるだけ早く収束させ、中国・インド太平洋に集中することを目指すだろう。だが、中国との対立が危機の水準に達した場合、異なる志向を持つ政権内プレイヤーが足並みを揃えるとは限らない。アメリカの同 ...
中国から日本に来る観光客や留学生は急激に増えているが、日本から中国への逆の人の動きは途絶えている。中国の富裕層は旅行で日本の魅力に触れてリピーターとなり、若者は習近平政権下の強権的な空気を嫌って自由な日本での就学・就職を目指す。一方で中国国内の社会的 ...
米トランプ政権が停戦に向けた駆け引きを活発化させる中、戦場ではウクライナ軍の苦境が続く。東部戦線は激戦地ポクロフスクを中心に膠着状態だが、ウクライナ軍が占領した露クルスク州の土地は数カ月以内にロシア軍が奪還するとも予想される。米国からの高度な兵器の供 ...
中国からの工業製品輸出がアメリカにラストベルトを生んだかつての「チャイナショック」は、一面では多国籍企業の利益にも繋がった。しかし現在の「チャイナショック2.0」は、プレイヤー、製品、貿易構造という3つの点で大きな変化が起きている。米トランプ政権はA ...
コロナ禍の緊急対策が一段落した2020年7月、中国共産党中央政治局会議では「国内大循環」をキーワードとした、中長期的な発展戦略が打ち出された。コロナ禍の打撃、米中対立に代表される国際環境の圧力といった厳しい状況下で、今後の経済運営方針を示したわけだが ...